「レバ1倍なら絶対にロスカットされない」というわけではありません。

 

レバレッジ1倍の取引において、ロスカットは価格が0円に近い水準(具体的には、預けた資金から損失を引いた残高が「必要証拠金」を下回る価格)で発生します。

正確には取引額の約4%程度の価格(証拠金維持率100%以下になる価格)です。

 

レバレッジ1倍の取引におけるロスカット価格(強制決済される価格)を、1ドル=150円で米ドルを購入したケースを例に具体的に計算します。

 

日本のFX会社では、法令により「必要証拠金」は常に取引金額の4%と定められています。

レバレッジ1倍(150円の証拠金を預けて150円分のドルを買う)であっても、システム上の計算基準は変わりません。

 

計算の前提

  • 購入時のレート: 150円
  • 預けた証拠金: 150円(レバレッジ1倍)
  • 必要証拠金: 6円(150円 × 4%)

 

1. ロスカット率100%の場合

「純資産額」が「必要証拠金(6円)」を下回った瞬間に強制ロスカットが執行されます。

強制ロスカット価格: 6円
許容できる下落幅: 144円

価格が150円から144円値下がりし、ドルの価値が6円になった時点で、手元の純資産が必要証拠金の100%(6円)と同額になるため、ロスカットされます。

2. ロスカット率50%の場合

「純資産額」が「必要証拠金の50%(3円)」を下回った瞬間に強制ロスカットが執行されます。

強制ロスカット価格: 3円
許容できる下落幅: 147円

価格が150円から147円値下がりし、ドルの価値が3円になった時点で、手元の純資産が必要証拠金の50%(3円)を下回るため、ロスカットされます。

ロスカット率50%の証券会社では、100%以下に達したタイミングでアラート(警告)を出し、翌日までの100%に戻せなかった場合にもロスカットになります。

 

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