SEOに悪影響を出さずにABテストを行う方法として、一番おすすめなのが「Googleオプティマイズ」です。
SEOサイトで特におすすめですが、その理由はGoogleオプティマイズではABテストがSEOに悪影響を及ぼさないからです。
例えば、ABテストを行う際に、単純なリライトを行う方法でサイトパフォーマンスが下がった事が分かった場合、結果的に「新しい施策より以前の方が良かった」という検証データを得る事ができますが、悪いパフォーマンスを呈した期間については、SEO的にはまずい状況であったと言い換える事もできます。
Google公式の無料の検証ツール
Googleオプティマイズは、Googleが無料で提供している公式ツールです。
どのようにSEOに悪影響を及ぼさないかは不明ですが、(SEOのアルゴリズム自体が公開されていないため、)公式に「検証がSEOに悪影響を及ぼす事はない」という事が明記されています。
実際のところはGoogleのみぞ知るという状態ではありますが、わざわざ他の有料ツールを使ったり、単純なリライトのリスクがある場合でABテストを行うより、Googleオプティマイズの活用を推奨しています。
Googleオプティマイズを活用した良い改善施策とは?
良い施策の基本条件は、「後戻りできる施策」です。
後戻り可能な施策をとりあえずやってみて、
- 良さそうなら採用
- 悪いなら不採用
- 判断に困るなら再検証や別の条件で検証を継続
というように、後戻りをしながら小さな改善を繰り返していけるのが「良い改善施策の進め方」です。
Googleオプティマイズでは、現在の状況に対して、施策を加えた1つもしくは複数のパターンを、期間を設けて検証します。
複数のパターンは、テストするページにアクセスしてきた人に対して、均等に振り分けたり、分配率を指定するなどをして、パフォーマンスを比較します。
「何を持ってパフォーマンスが良いと判断するか?」については、目標設定(滞在時間や特定のページのクリック)を行う事で定義します。
定義をもとに、どのパターンが良いか?をオプティマイズで判断してくれます。
設定をしてしまえば、最適解を自動で抽出してくれるので、良さそうであれば採用、悪いなら不採用(検証終了)を簡単に判断する事ができます。